1万時間の法則 – 下積みは本当に必要なのか?

こんにちは。ウメノリカです。

あなたは「1万時間の法則」と呼ばれる法則を知っていますか?

1万時間の法則を簡単にまとめると
「物事に熟練するまでには、1万時間を要する」
というもの。

1万時間を日数にすると
「10,000 ÷ 24 = 416.66…」
1日24時間のすべてを、まる1年以上かけないと熟練できない、という計算になります。
その道に熟練した人と同じレベルに達しようと思うのなら、かなりの努力が必要なのだというわけですね。

ですが、あなたはきっとこう思うでしょう。
「それは無理な相談だ」と。

継続することで到達できる「場所」がある

今の世の中はトレンドの流れがとても早いですよね。
なので、1年前から同じことに取り組み続けるのは無意味と感じても、おかしくありません。

かく言う私も、次々と新しいアイデアが浮かんでくる性格。
思いついたらやってみないと気が済まないことも相まって、1年間、まったく同じことをしているというケースは皆無です。

なのですが、取り組むテーマが大きく変わることは滅多にありません。
随時、少しずつ改善の手を加えてブラッシュアップしている、というのが真相。
私はこうして「1万時間」を着々と重ねているのです。

このような特性を持つ私ですから、1万時間の法則は有効だと考えています。
お仕事でご一緒する方の多くが何かしらの「1万時間」をお持ちであり、それぞれに優れた方ばかり。
「その道一筋●年」という方にお会いするたびに、「継続は力なり」を強く感じます。

スポーツ選手は日々、トレーニングを続けて素晴らしいパフォーマンスを披露します。
それと同じように、私たち大人もまた練習を続けることで明らかにその技量は向上するもの。
これは普遍の真理と言えるでしょう。

物事にショートカットはあるのか?

ところで、なぜ私は声を大にして「続けることは大事」というのでしょう?

理由のひとつは、先ほどもお話しした通り「長く同じことを続けている素晴らしい方」に、たくさん会ってきたから。
もうひとつは、それとは逆にインスタントな成果を求めて自滅していった、数多くの人を知っているからです。

在宅で副業をする方法を教えるセミナー講師という仕事柄、

私には「手間をかけずに、すぐ稼ぎたい」という人と顔を合わせる機会があります。

あなたはすでに予想しているかもしれませんが、こういう人が副業を継続する可能性は「ほぼゼロ」
その大半は始めることすらできずに、いつのまにか消えていきます。

私が教えている副業の始め方は

  • 初期段階に手間をかけてトレーニングをすることの大切さ
  • 正しい方法で続けていけば、少しずつ業績が伸びていくという事実
  • じっくりと時間をかけることで、長く続けられるビジネスに育てることができる

まさしく、ここで話題にしている1万時間の法則に沿ったものです。

以前に書いた記事で、似たような結論に至っているものがありました。

「手間をかけずに上達したい」「すぐに稼ぎたい」ができない理由こそ、1万時間の法則が生きている証拠。
コツコツと下積みを重ねるのは、どのような時代にあっても有効です。
多くの人が即席の成果を求める現代社会であればなおのこと、時間をかけてじっくり取り組む効果は高いと考えてください。

目の前の一石を、ただ無心で積み上げろ!

ここで、私からあなたへメッセージを贈ります。
「焦らず、腐らず、1万時間の経験を積むまで頑張れ!」と。
この下積み時期を通り過ぎた人だけが「あの人はすごい」と尊敬される人になれます。

元から優れた人というものは、そう多くありません。
世の中で知られた素晴らしい方のほとんどが、どこかでご自身にとっての「1万時間」を重ねた経験を持っています。
ただ、その努力の全貌が私たちの目に触れることがないだけで。

なので、あなたも、今日、今から目の前にある課題に真摯な気持ちで取り組んでください。
時間はかかりますが、かけた時間の分だけあなたに何かを返してくれるはずです。

つい最近、私も新たな1万時間のチャレンジを始めています。
それは「人に会う」というもの。
人見知りの私であることを肯定し続けていたのですが、それではこの先の成長はないと判断したので一念発起です。

人に会うことに慣れた暁には、あなたとお会いできる日がやって来る。
そう信じて、毎日の練習に励みます!

関連記事

タイトルとURLをコピーしました