以前にこのブログで、ワーキングマザーの限界についてお話ししました。
その中で私は「今のままの状態を続けるのは無理がある」と結論を出しています。
家族や会社のために1日のほとんどを過ごし、自分の好きなことができる時間はどこにもない。
あなたがフルタイムで働いているのであれば、きっとこう感じていることでしょう。
なのですが、実はそれは違います。
今からお話しする方法を使って、あなたの1日を見直してみてください。
ほぼ間違いなく「私のための時間はちゃんとあるよね!」に変わるはずです。
ワーキングマザーが自分の時間を確保する、具体的な方法
これからあなたには、いくつかの作業をしていただきます。
難しくはありませんので、リラックスして取り組んでくださいね。
「あなたの1日」を書き出す
まず最初にしてほしいことは、あなたの1日を紙に書き出してもらうこと。
昨日1日のことを思い出して、できるだけ細かく洗い出すのがポイントです。
書いてほしいのは
- 何をしたか?
- どれくらいの時間を使ったのか?
5分以上の時間を使った行動はすべて記載するのが、この作業の目安です。
エクセルなど、データの方が書きやすいのであれば、それでも構いません。
また、昨日は仕事に行っていない場合は、直近の出勤した日について書いてください。
完成したものを見て、どう感じますか?
あなたが思っていたのと実態が違う、ということに気づきませんでしたか?
たいていの方が思うことは
- 家事や育児に想像以上の時間を使っている
- 会社やスーパーへの行き帰りなど、移動時間が長い
- 何をしていたか思い出せない時間が多い
(特に目的のないスマホタイムなどが、こちらに該当します)
この3つでしょうか。
優先順位をつける
先ほどの作業で、あなたの1日が目に見える形に変わりました。
次にしてほしいことは、それぞれについて優先順位をつけることです。
方法は自由にしていただいてOKですが、急に言われても難しいかもしれません。
なので、私のおすすめ方法をふたつ、お伝えします。
まず最初は、優先順位の通し番号をつけること。
やったことが30個であれば、1番から30番まであるということになります。
もうひとつは、ざっくりとジャンル分けをした上で順位付けする方法。
仕事、家庭、お付き合い、プライベートなど、あなたの実情に合わせたジャンルを設定してくださいね。
さて、こちらについてはどのような結果になりましたか?
優先順位を考えるのは難しいな、と悩ましかったかもしれませんね。
最も大事ではないことを見つける
あなたの1日をチェックして、それぞれについて優先順位が分かりました。
ここまで来れば、空き時間を手に入れるまでもうすぐです。
あなたが最後にすること、それは「やめる」です。
優先順位が一番低かったことは、あなたにとって大事ではないこと。
それであれば、やめてしまっても影響は小さいはずですよね。
5分以上、時間を使ったことはすべて書き出しているので、ひとつやめることで5分確保。
10分をかけていたのであれば、これで10分の空き時間があなたの手元に入ることになります。
「働く理由」を考える
ところで、あなたは自分が働く理由を考えたことはありますか?
「えっ、そんなこと考えたこともなかった」
という方が多いと私は予想しているのですが、どうでしょう。
「私も働かないと生活が成り立たない」という事情があり、やむなく働いているというのであれば仕方ないですよね…
とは言いません!
そう思い込んで解決策を探さないことこそ、あなたを今の苦しい状況に追い込んでいる原因です。
まずは、こちらを読んでみてください。
読んだ上で「それでも、どうしても働きたい」のであれば「会社で働く」以外の選択肢に目を向けてみましょう。
たとえば、私のように
- 自宅で働き、仕事のために外出することは月に5、6回程度
- 1日のうちで好きな時間に働き、好きなタイミングで休みが自由に取れる
- 看護師や弁護士など、特殊な資格は何ひとつ持っていない
- 一家四人が十分に食べていける収入を得ている
という事例は、いくらでもあります。
「ただ単に、あなたが知らないだけ」なのです。
あなたの工夫次第で、時間はいくらでも確保できる
時間というものは、浪費しようと思えばいくらでもそうできます。
あなたの1日を書いていただいた時に「何をしていたか分からない」時間が多かったように。
ということは「今、何をしているのか」をしっかり自覚するだけで、空き時間は確保できると言えます。
あなたが無意識のうちに浪費していた時間を意識することで、「これをしたい!」を叶えることは可能なのです。
また、そもそも雇用されて働くことは、無駄な時間を多く使うことにつながります。
日々の通勤や意味のない会議、仕事が終わっても帰りにくい雰囲気など、あなたにも心当たりがあるはず。
もしも可能であれば、お勤め自体を見直すことも有力な選択肢となるでしょう。
さて、あなたはどうしますか?
変化を起こすことなく、今のままで我慢して諦めますか?
それとも、最初のステップとして「昨日の私」を紙に書いてみますか?
どちらを選ぶのも、あなたの自由です。
ですが、あなたの人生はあなたが自分で決める権利を持っていることを、忘れないでくださいね。