「あなたがやりたいことは何ですか?」
この質問に対して、あなたはどう答えるでしょうか?
「すぐに聞かれても、答えられない」
「特に思いつかない」
といった答えであるならば、発想を変えてみましょうというのが今日のテーマ。
題して「嫌なことを探そう」です。
自分の願いが自分で分かりにくい理由
先ほどの質問をあなたの身近にいる方、10人に質問してみてください。
中学生以上にもなると、ハッキリとした答えが返ってこない確率がかなり高いはずです。
自分が何を願っているのかを、自分自身が分からない理由。
それは、やりたくないタスクや役割に取り囲まれているから。
身の回りに「これがいい!」がひとつもない状態では、「好き・やりたい」を感じにくくなるのも無理はありません。
その結果、自分のしたいことを上手に見つけられないという結果につながる、というわけです。
「嫌い、やりたくない」探しから始めよう!
あなたの好きなこと、やりたいことが見つけにくい理由である
「やりたくないタスクや役割に取り囲まれている」
という現実。
ですが、この状態を上手に利用して、あなたのやりたいことを見つけ出す方法があります。
それが、嫌いなことややりたくないことをピックアップするという方法。
あなたもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
せっかく目にしたのですから、今、スマホを置いて少しやってみましょう!
ペンとノートを用意してください。
メモ書き程度なので、ちゃんとした物を用意する必要はありません。
筆記用具が準備できたら、さっそく「私の嫌いなこと、やりたくないこと」を書き出してみてください。
最初は慣れないはずなので、今は3つほどピックアップできれば十分です。
書いてみて、いかがでしたか?
「私、こんなことを思っていたのか!」と驚いたかもしれません。
文字にすることには、様々な効果があります。
頭の中で感じていることを文字にすることで、考えを整理することができるのもそのひとつ。
様々な場面で使えるテクニックなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
今の時点でも、早い方ならば「私のやりたいことはこれ!」が見つかるかもしれません。
あなたが「嫌なこと」は、しっかり断る
さて、時間を取って書き出した嫌なこと、やりたくないことリスト。
書くだけでも構わないのですが、さらに先に進みたいということであればよい方法があります。
それは何か?というと「嫌なことをやめる方法を探す」
あなたにとって不快な状態を減らしていくことで、最終的には「これ、いい」が残るという仕掛けです。
ここまで読んで、あなたはこう感じたかもしれません。
「そんな簡単に話が進むなら、もうやめることができているよ」
と。
なのですが、この手法で重要なのは「実際に書き出す」にあります。
不思議な話なのですが、書くだけで本当にその通り、時にはそれ以上に素敵な未来がやってくるのです。
なので「書くだけでも構わない」となります。
ただ、書いた後にそのままにしていると、実現までの時間が長いのは事実です。
ということで、
- やりたくないのだから、素直にやめる
- 誰かや家電、システムに代わりにやってもらう
- 代替案を出す
といった、具体的な行動に移すのがよりよいというのが、私の意見。
詳しくはこちらをご覧くださいね。
「嫌」ならやめよう!
「我慢はよくない」というフレーズを、あなたは聞いたことがあるでしょう。
そして、一定の納得感を持っているのではないでしょうか?
非常にシンプルな話として、我慢することにメリットは何もありません。
少し考えればすぐに分かることですよね。
いかにも「いいこと」など、何もなさそうですから。
にもかかわらず、今の日本に生きる人は、大人も子どもも我慢するばかり。
心も体もギュウッと小さくして、息を潜めて生きている人が多いという現状があります。
そのような身も心も縮こまった状態では「私、これがしたいの!」など、出てくるはずがありません。
なので、まずは凝り固まった心身をほぐしてリラックスするために、嫌なこと探しから始めてください。
さらに可能であれば、見つけた「嫌い」を取り去ることにも合わせて取り組んでください。
そうすることで、必ず「私の願い」はその姿を表します。
あとは、あなたの願いを叶えるために動き始めるだけです。