10月からの消費税アップを控え、「増税前に」という名目であらゆる商品がセールになっています。
普段の生活に深く関係するものとして「秋冬モノの衣類や雑貨が、早くもセール価格で登場」と新聞で見かけました。
また、家電量販店のチラシでは「買い替えのチャンスです!」と大型家電の売り込みが盛んです。
さらには、車や住宅といった何度も買う機会がない高額商品までもが「今だけ価格」となっているのが現状ですよね。
これらのうたい文句を見て「あぁ、オトクなうちに早く買わなきゃ!」と、思い込んではいませんか?
消費税アップが、私たちの生活に及ぼす影響
ですが、ここで少し落ち着いて考えてみましょう。
2019年10月1日を境に、私たちの生活は大きく変わるでしょうか?
その答えは、もちろん「No!」
消費税率がアップするため、お財布から出ていくお金は増えるでしょう。
とは言うものの、生活に必要な物を買う行動をやめることはないはずです。
つまり、
消費税が上がるからといって、私たちの生活に変化はない
というわけです。
このタイミングで私たちが心がけたい行動。
それは、巧みに演出された駆け込み需要に乗って、むやみに物を買わないこと。
言い換えれば、今まで通りの買い物パターンを守ることです。
消費税が増税するタイミングで、我が家で買う物・買わない物
ではここで、我が家で検討した、2019年・秋シーズンの大型出費についてお話しします。
来年の春には大きな出費を控えているので、この時期は控えめな資金計画となりました。
9月中に「これは買う!」と決めた物
先ほど「控えめ」としましたが、その理由は「買うのはこれだけ!」と決めたから。
その「これ」とは、自動車です。
今、我が家で所有する車は2台。
「持っている車の数 = 大人の人数」という土地柄なので、ひとりに1台の自家用車は欠かせません。
買い替えを決めた車は、新車で購入して今回で8回目の車検となる主人の通勤用の車。
この11月が車検のタイミングで、実は数十万円の修理費を払わないと車検に通らないことが分かっています。
つまり
- 買い換えるのなら、当然大きな出費となる
- だが、乗り続けるためには高額な修理費が必要
以上から
「どう動くにせよ大きな出費なので、買い替え時期としては適切だろう」という判断になりました。
「今はタイミングではない」と見送ったアイテム
自動車を買い替えることを決めた一方で、購入を考えたものの今回は見送った物があります。
それは、私が使っている仕事用のノートパソコン。
私の講座を受けたことがある方なら「ほら、これ、すごいでしょ!」とお話しする、「あの」ノートパソコンです。
こちらのパソコン、1年ほど前から段階的に
- バッテリーが不調
- マウスの反応が悪い
- ディスプレイに映る文字がたまにおかしい
といった、様々な不具合を抱えている状態です。
なのですが、
まったく使えないわけじゃないので、今回の買い替えはしないことに決めました。
(「ピクリとも動かなくなった」となれば話は別ですが…)
そもそも、次の買い替え時期として、以前より来年を予定していたこと。
さらに「まずは車を」ということで、大型出費は固めない方針となりました。
増税を物を買う言い訳にしない
今回の消費税増税に伴うセールに便乗して物を購入するのは
「買いたい」欲望を正当化する、単なる言い訳に過ぎません。
社会の空気に踊らされて何も考えずに買うと、結局は無駄遣いになるだけです。
ただ、私の自動車のように、物を買うのに適さない時期というわけでもありません。
買う前に
- 「もしも増税じゃなかったら?」を考えて
- 「それでも買う」と言える物だけを
- お得に手に入れられる時期
このように考えればOKです。
落ち着いて検討することができるのであれば、この1ヶ月間は大きな買い物にはよい時期です。
大人なら使える機会はしっかりキャッチして、賢く使いたいものですね。