最初は、まずこんな質問から。
あなたはお金、特に「現金」に対して、どんな印象を持っていますか?
頭の中で考えるだけでもいいけれども、できれば紙とメモを準備して文字にしてみてください。
いかがでしたか?
実際に書き出してみると
「私はお金に対して、こんなイメージを持っていたのだな」
と、気づいたことがいろいろとあったかと思います。
今日は、みんなが興味のある「お金」がテーマ。
「お金が自然と増える現金の扱い方」と題して話を進めていきますね。
日本人の持つ「お金感」とは?
私たち日本人は、お金に対してあまりよい印象を持っていないようです。
こう聞くと、「えっ、そんなことない!」と、あなたはビックリすることでしょう。
なのですが、
- 人前でお金の話をするものではない
- 金儲けの話は下品だ
といった日本人が共通して持つ「お金に関してタブーとされていること」に、その証拠を見ることができます。
そして、日本人が持つお金感について、最も分かりやすい実態は
学校教育において、お金について触れられることがない
という事実。
言葉を変えると「日本社会で、お金は存在しないものとされている」ということです。
あなたのもとにお金が「集まる」現金の扱い方
日本人が持つ、お金に対するマイナスイメージ。
この悪感情を持つことは、「お金さん、私のもとに来ないでください」と暗に主張しているのと同じことです。
口先で「お金がほしい!」とどれだけ強く言っても、それはまったく効果がありません。
その理由は、無意識に思っている「お金はいらない」が優先されるから。
(詳しく説明しようとすると本が1冊書けるので、興味のある方は調べてください)
この現状を書き換えるには、お金を好きになるのが近道。
中でも、日常生活で使う機会の多い現金に触れる際の態度を変えるのが、私からのおすすめです。
一言で説明すれば「お金をていねいに扱う」ということです。
お金は丁寧に置く
当たり前のことに思えるかもしれませんが、案外とできていない方が多いので。
あなたはお店で支払いをする際に、お金をどうやって置いていますか?
もしかしたら、
- 叩きつけるように置く
- 「お金が減るのは嫌」と、ネガティブな感情を持ちながら置く
ではないでしょうか?
もしも心当たりがあるのなら、すぐにやめましょう!
現金で支払いをする際は「コイントレーにそっと置く」
これが鉄則です。
クレジットカードや電子マネー、バーコード決済をする際も同じだと考えてください。
コイントレーがない場合はどうする?
支払いの基本はコイントレーを介して、ですが、時にはトレーがないことも。
この場合は、お店の方がしっかりと受け取れるよう、注意して渡してください。
「落とさないように」「ていねいに」がルールです。
ちなみに、あなたがショップの店員さんであれば、コイントレーはぜひ常備してください。
あなたのお店が商売繁盛になること、間違いなしです。
現金の「メンテナンス」を習慣にする
私からの最後のご提案は、現金をお手入れする習慣。
あなたの手元にやって来たお金を財布に入れる際には「ひと手間」をかけましょう、というわけです。
手間と言っても、大したことはありません。
お店で支払いに使う前に、
- 紙幣のシワを伸ばす
- 硬貨にこびりついたホコリやゴミは取る
このふたつをするだけでOK!
お財布にお金を入れる際のアクションとして、ぜひ取り入れてください。
また、硬貨に関しては、余力があれば洗うのもおすすめ。
じっくり見ると、お金って汚れているものなので。
「もしも、この現金が人間だったら?」を考える
お金はモノに過ぎませんし、常々、私は「お金は道具に過ぎない」と、お伝えしています。
なのですが、物である以上、大切に扱うのは当たり前のことです。
にもかかわらず、なぜお金の扱いが雑な人が多いのでしょうか?
私には不思議でなりません。
コイントレーに投げ出すように置く。
しわくちゃなお札を、そのまま平気で渡す。
これらの行動をやめるだけでも、お金は「あっ、この人の所に行けば大事にしてくれるかな」となるようです。
お金はおしゃべりしないので「なるようです」としか話せないことに、もどかしい気持ちを感じています。
ですが、これまでの経験や見聞きしてきた事例を見るに、かなり信憑性の高い情報だと私は考えるのです。
現金を大切に取り扱うことが「金運アップにつながる」とは言いません。
しかしながら、形のある物である以上、当たり前のこととして紙幣や硬貨にはそっと触れてほしい。
これが私からあなたへのお願いです。