「私なんて、大したことない」
「私には何もできないから」
明らかに自分よりも能力が高い人を見て、こんなセリフがつい出てしまった。
そんな経験が、あなたにはありませんか?
「自分は大したことがない」と思っていれば、あなたが何もしない言い訳になるかもしれません。
ですが、あなたには他の誰も持っていない「価値」を持っています。
あなたと同じ人は、どこにも存在しない
これまであなたが生きてきた中で、数々の出来事があったことでしょう。
そのひとつひとつが「経験」として、あなたの心や頭、体に刻み込まれています。
また、経験とは別に
- 学校で学ぶ
- 興味を持って追求する
- 仕事を通じて得た
といった形で、多くの知識やスキルも身につけているはずです。
さらに言えば、あなたと完全に同じ環境で生まれ育ち、同じ物事を見聞きしたとしても、同じ人間にはなりません。
これこそがあなたと他人を分けるもの、いわば「人格」です。
あなたと同じ人間がどこにも存在しない以上、あなたには他の誰とも違う部分があります。
その違いが、すなわち「価値」というわけです。
あなたに「価値」を感じている人は誰なのか?
この記事の冒頭で、
「私なんて、大したことない」と、思っていませんか?
と書きました。
ところで、あなたのごく身近にいる、あなたにとって大切な方がこう言いだしたとしたら、どうでしょう。
あなたは何を感じ、その方にどう声をかけますか?
あなたのパートナーやお子さまが「オレなんて」「私なんて」と言おうものなら
「そんなことないから!」
「私にとって、あなたは大事な人なんだから!」
と、全力で否定するのではないでしょうか。
ということは、
あなたのことを大切に思う人にとっては、あなたの存在そのものが「価値」と言えます。
また、あなたの友人や一緒に働いている人に
「私のすごいところはどこですか?」と質問してみてください。
間違いなく「あなたのここが優れている」という返事があるはずです。
しかも、
あなた自身にとっては「えっ、そんなことが?」と思えるくらい、小さなことで。
これらのことから言えるのは
- あなたに価値を感じている人は、たくさんいる
- だが、あなたにはその自覚が薄い
以上の2点。
いずれも「あなたが誰かについて考える時」という逆からの視点を思い出すことで、納得できるはずです。
「私には価値がある」という魔法の言葉
あなたがどれほど信じられなくても、強く否定したとしても、あなたには「価値」があります。
ただ、その事実を今までは知らなかっただけです。
騙されたと思ってくださっても構わないので、
「私には価値がある」
まずはこのセリフを毎日、口に出してみてください。
1週間では何の変化もないでしょう。
なのですが、1ヶ月、3ヶ月と過ぎるにつれて、明らかに周囲の人の態度が変わります。
それも「よい方向へ」と。
そして
価値とはあなたと誰かの間に築かれる
ということもまた、忘れてはなりません。
あなたがひとりでどれだけ「私には価値がない!」と主張したとしても、周りの人はあなたに対して何らかの価値を感じています。
ただ単に、その事実をあなたに伝えるきっかけがなかっただけなのです。
今日は少し、不思議な話だったかもしれません。
ただ、これは私が10年近く前に実際に体験したことです。
なので、自信と確信を持って「やってみてください」と、あなたにお伝えします。
「私には価値がある」と言うことは、誰にでもできることです。
簡単にできることで、あなたが大きく変わるのだとしたら?
さて、あなたはどうしますか?