自宅から遠く離れた場所で、こういうお仕事をしていると
よく聞かれることがあります。
「どうすれば、山田さんのようになれるのですか?」
夫や子どもがいて地方在住なのに、東京や大阪、名古屋と全国各地に行っている。
しかも、お客様の大半は首都圏が住まいである。
パッと見る限り「?」しかありませんよね。
この質問をされた時、私がいつも答えるのは
- 「行きたい」と言うだけ
- 運賃を払えば移動は自由自在
以上のふたつ。
でも、相手の方にとって、本当に知りたいのは
- 誰かに対して自分の希望を通す方法
- 自分のためにお金を使えるようになる方法
こちらなのでしょう。
さて、この質問に対して、あなたならどう答えますか?
「そんなの、無理です!」は、もちろん「なし」
何でもいいので、あなたの答えを出してみてください。
私が3日間、家を空けるお仕事を選んだ理由
私が今の生活やお仕事のスタイルになった理由を、一言で表すのなら「偶然」です。
「何、それ?」かもしれませんが、これが事実なので。
とは言うものの、「成り行き任せだったのか?」というと、それは違います。
私がやってきたことは、実はひとつしかありません。
それは「目の前のことに集中して、楽しむ」です。
起業するまでの経緯については、過去ブログをどうぞ!
在宅で事務代行を始めてからの流れは、こちらをご覧くださいね。
今までを振り返って、私が思うこと。
それこそが「本能を上手にだましているなぁ」なのです。
本能に逆らうふたつの方法
人間を始めとした生き物は、無意識のうちに「命を守る」行動を取り続けています。
その中で最も強力であり、自分の意思では変えられない行動。
それは「昨日と同じことを繰り返す」です。
本能の持つこの仕組みを説明すると
- 昨日まで、無事に生きることができた
- だから、今日も同じことをしよう
- そうすれば、今日も問題なく命を保つことができるはず
となります。
「自分が生きてきた」実績を持つこの方法は、問題を起こす可能性は低いでしょう。
ですが、この方法では「山田さんのようになりたい」という願いを叶える可能性もまた低いです。
では、どうすればいいのか?
その答えはふたつ、あります。
ひとつは、絶体絶命のピンチに陥ること。
「このまま変わらずにいると、自分は死んでしまう」となれば、さすがに行動を起こします。
ただ、これは誰にでも選べる方法ではありませんし、そもそも嫌ですよね(苦笑)
なので、私も選んだもうひとつの方法を、あなたにはおすすめします。
その方法こそが、先ほども書いた「目の前のことに集中して、楽しむ」です。
楽しいと感じられることであれば、人間は続けられます。
あとは、自分が変化することにつながる「楽しさ」を見つけられればOKです。
変化できそうな楽しいことを見つけるコツは「ありえないことに手を出す」
最初はほんの小さな行動でも構わないので、とにかくいつもと違うことを選び、その状況を楽しんでください。
本能が「いつもと違う」に慣れてくると、さらに大きな変化をもたらす行動も取れるようになってきます。
先ほどの質問に対して、今の私が答えるならば
「移動と宿泊の手配をしてしまってから、家族に許可をもらう」
ある意味、ちょっとした「絶体絶命のピンチ」を自分で作る行為ですが、やってみると案外と楽しいものです。
「変えられない」理由を作っているのは、あなた自身である
昨日と同じことを繰り返すという本能を持っているおかげで、私たち人間は生きることができます。
なのですが、その本能があるために「変わりたいのに、変われない」ジレンマを抱える人が多いのも事実です。
間違いのない人生を送りたいのなら、生き物としての本能を大事にするのは悪い選択ではありません。
「無理して本能に逆らわない」この生き方を選ぶ方が、むしろ幸せかもしれません。
でも、あなたは「変わりたい」のですよね。
自分を変えたいのであれば、何かの方法を使って本能の支配から抜け出す必要があります。
どちらの道を選ぶのも、あなたの自由です。
あなたには後悔のない人生を歩んでほしいと、私は願っています。