あなたには、毎日、決まってすることがたくさんあるでしょう。
たとえば
- 朝ごはんのメニューは、いつも同じ
- 決まった時間に、同じ電車に乗って仕事に行く
- ルーチンワークとしての家事をこなす
などなど。
特に疑問を持つことなく「こんなもんだろう」と思って流してしまいがちな、毎日の日課。
それ、実はとてももったいないことなのです!
「少しずつ、あなたは変化している」という事実
以前、私が実施していた時間管理の講座の中で
「時間割は定期的に見直してくださいね」と、いつもお話ししていました。
その理由は、人とは変化するものだからです。
「変化」といっても、その種類は
- 年齢を重ねたことによるもの
- 4月など決まった時期に起きる、環境の変化
- 自分自身ではなく、同居する家族が変化した際の影響
このような感じで、様々です。
にもかかわらず、生活を変えないままでいると何が起きると思いますか?
少なくとも、あなたによい結果をもたらすことはないでしょう。
あなたが変化したのであれば、ライフスタイルもそれに合わせてチューニングしていく。
これが、毎日の暮らしを滞りなく過ごすために必要だというのが、私の考えです。
習慣を見直す・私の事例
ではここで、今までに私が実行した「習慣の見直し」について、3つお話ししますね。
最近のものがふたつ、最後のものは2016年の実例です。
私に納豆は必要なのか?
もう10年以上前から、自宅にいる時に私が食べるお昼ご飯は決まっていました。
そのメニューは「納豆ご飯」
おかずがある時もありますが、特に準備がない時は納豆ご飯だけという日もあるくらい、納豆が好きなのです。
特に疑問を感じることなく食べ続けていたのですが、ある日、ふと
「同じ物ばかり食べると、体によくないのでは?」
このように感じてしまった私。
とは言うものの、その場ですぐに結論が出せるような疑問ではありません。
そこで、私がやってみたのが「納豆断ち」
半年ほど、納豆を一切口にしない状態で、私の身に変化があるかを観察したのです。
半年間の実験の末、得た結論は「納豆は食べた方がよい」というもの。
具体的には
- 食生活の悪化(間食が増えてしまった)
- 集中力の低下(それまで3年間、書き続けていたブログの更新停止)
といった影響がありました。
あくまでも個人差があることなので、誰にでも当てはまるとは言いません。
ですが、私の場合は「納豆を辞めるとこうなる」が分かったので、今は以前と変わらず納豆を食べています。
出張前にコーヒーを飲むことを辞める
こちらは現在進行形で試しているのですが、今後も続けることになりそうなので事例としてご紹介。
出張で飛行機に乗る時、地元の空港でいつも立ち寄るカフェがありました。
そのお店での習慣は
- いつものスタッフさんにあいさつをして
- いつもと同じメニューを頼み
- コーヒーを飲みながら、主婦モードから仕事人モードへと切り替える
こんな流れ。
もう7、8年ほどは続けていた、自分の中にあるスイッチを切り替える儀式的なものだったのです。
つい先日のことです。
明日から出張、という日の夜、私の心に「あるメッセージ」がやって来ました。
「出張に行くのは私にとって生活の一部であり、もう慣れた。」
「それであれば、儀式はもう要らないのでは?」
「もしかしたら」と思ったら、何でも試してみるのが私の性分。
こちらについても、さっそく「カフェに行かないと、どうなるのか?」を3回ほどやってみました。
その結果は「なくても大丈夫だね!」
なので、今後は本当にコーヒーを飲みたい時だけ、あのカフェに行くことになるのでしょう。
タオルひとつで、気持ちスッキリ
最後は2016年にとある方にお会いしたことをきっかけに、習慣を見直した事例です。
家事を担う方であれば、多かれ少なかれ当てはまる作業があるはず。
時間を取って、家事についてまるっとチェックしてみてくださいね。
あなたの習慣に「完璧」は存在しない
先ほども書いた通り、あなたは少しずつ変わっていく存在です。
にもかかわらず、毎日の習慣を見直すことをしないままでいては、いつか大きなダメージを受けることになりかねません。
変化が避けられないのであれば、あなたが変えるべきなのは「習慣」です。
毎日の仕事や家事の手順を細かく振り返り
- 作業の順番を組み替える
- 手順の一部を省略する
- スッパリとやめてしまう
といった、習慣のアップデートを行うことをおすすめします。
あなたが生きている限り、習慣は変わり続けます。
無意識のままであってもその時々の生活リズムに合わせて変わっていくのが、習慣というもの。
なのだけれども、意識的に変化させることで、あなたはもっともっとよい状態になれるはず!
「自分の今のライフスタイルに、習慣を合わせていく」
この言葉を、どうぞ忘れないでください。
そして、実際にやってみてくださいね。