相談は「しなくていい理由を得るため」にするものではない、という話

こんにちは。ウメノリカです。

「私がやりたいことをスムーズに進めるために、あの人に相談したいな」
何かを始めようとした時、人は誰かに相談したいと思うものですよね。

大きな問題がなさそうなら、誰にも言わずにスタートすることもあるかもしれません。

ですが、たいていの場合は

  • 方法が分からない
  • 誰かの手助けがほしい
  • いつから始めようか、迷っている

このような理由で、誰かに相談を持ちかける機会が多いのでは?

やりたいことがある時に事前に相談すると、たくさんのメリットが得られます。
相談した結果を上手に生かせば、自分ひとりで試行錯誤する時間やコストが減らせますから。

ところで、あなたは相談を「正しく」使っているでしょうか?

相談の「正しい」使い方

以前にも申し上げた通り、相談をする際には

  1. アドバイスされたことを
  2. 変換することなく
  3. そのままやってみる

以上が原則です。

さらに、相談相手は吟味しなければならないこともお伝えしました。

やりたいことに向かって前進するためのアドバイスを得るために、相談をする
というのが、私の持つ考え。

なのですが、まったく別の意図を持って「相談」をする方が多いと感じています。

相談を「間違って」使うと、どうなる?

先ほど、相談する理由として
「私がやりたいことをスムーズに進めるために、あの人に相談したいな」
と、書きました。

あなたが誰かに相談事を持ちかける時や、誰かから相談を受けた際のことを思い出せば「そうだよね」となるはずです。

しかし、人間とは「今のままでいたい」と願い、全力で「変わらない」選択を続ける生き物です。
というのも、私たちは「自分が生き残るには?」つまり自分の命を守ることが最優先だから。
生き物である以上、この前提を変えることは難しいと考えてください。

今までのやり方で、これまで生命を維持することができた。
であれば、今後もずっと同じことを続けていればよい。

私たちのDNAには、行動の基準としてこのようなルールが刻み込まれているというわけです。
この壁を突破するのは、難易度が高そうですよね。

さて、これが「相談」とどのように結びつくのでしょう?

ここで、「ドリームキラーの話」を思い出してください。

あなたのしたいことを誰かに反対されたら「やっぱりやめておこうかな」となりませんか?

「反対されたらしなくてもいい」と心の奥底で願って、人に相談してはいないでしょうか?
反対されることで「しなくていいんだ」と、チープな安心感を得たいと願っていませんか?

他に見られる残念な相談のパターンについて、前にも発信しています。
もしよかったら、ご覧くださいね。

相談を賢く生かすために、今すぐあなたができること

「あなたの人生の決定権は、あなた自身が持っている」
まずは、このことを改めて自覚してください。

その上で、

  • 先達の意見を聞きたい
  • より効率のよい方法を知りたい
  • 自分よりも上手に事を進めてくれる人を紹介してほしい

というのであれば、ふさわしい相談相手を探してアドバイスを求めましょう。

あなたの思いを誰かに明かすことは、場合によってはあなたの思いを潰すことにもつながります。
だからこそ「反対されてもやりたい」と心から思えるようになってから、「他者に公開する = 相談する」ことをおすすめします。

あなたの人生は、あなたが自分の責任において決めるのですから。

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