「私がやりたいことをスムーズに進めるために、あの人に相談したいな」
何かを始めようとした時、人は誰かに相談したいと思うものですよね。
大きな問題がなさそうなら、誰にも言わずにスタートすることもあるかもしれません。
ですが、たいていの場合は
- 方法が分からない
- 誰かの手助けがほしい
- いつから始めようか、迷っている
このような理由で、誰かに相談を持ちかける機会が多いのでは?
やりたいことがある時に事前に相談すると、たくさんのメリットが得られます。
相談した結果を上手に生かせば、自分ひとりで試行錯誤する時間やコストが減らせますから。
ところで、あなたは相談を「正しく」使っているでしょうか?
相談の「正しい」使い方
以前にも申し上げた通り、相談をする際には
- アドバイスされたことを
- 変換することなく
- そのままやってみる
以上が原則です。
さらに、相談相手は吟味しなければならないこともお伝えしました。
やりたいことに向かって前進するためのアドバイスを得るために、相談をする
というのが、私の持つ考え。
なのですが、まったく別の意図を持って「相談」をする方が多いと感じています。
相談を「間違って」使うと、どうなる?
先ほど、相談する理由として
「私がやりたいことをスムーズに進めるために、あの人に相談したいな」
と、書きました。
あなたが誰かに相談事を持ちかける時や、誰かから相談を受けた際のことを思い出せば「そうだよね」となるはずです。
しかし、人間とは「今のままでいたい」と願い、全力で「変わらない」選択を続ける生き物です。
というのも、私たちは「自分が生き残るには?」つまり自分の命を守ることが最優先だから。
生き物である以上、この前提を変えることは難しいと考えてください。
今までのやり方で、これまで生命を維持することができた。
であれば、今後もずっと同じことを続けていればよい。
私たちのDNAには、行動の基準としてこのようなルールが刻み込まれているというわけです。
この壁を突破するのは、難易度が高そうですよね。
さて、これが「相談」とどのように結びつくのでしょう?
ここで、「ドリームキラーの話」を思い出してください。
あなたのしたいことを誰かに反対されたら「やっぱりやめておこうかな」となりませんか?
「反対されたらしなくてもいい」と心の奥底で願って、人に相談してはいないでしょうか?
反対されることで「しなくていいんだ」と、チープな安心感を得たいと願っていませんか?
他に見られる残念な相談のパターンについて、前にも発信しています。
もしよかったら、ご覧くださいね。
相談を賢く生かすために、今すぐあなたができること
「あなたの人生の決定権は、あなた自身が持っている」
まずは、このことを改めて自覚してください。
その上で、
- 先達の意見を聞きたい
- より効率のよい方法を知りたい
- 自分よりも上手に事を進めてくれる人を紹介してほしい
というのであれば、ふさわしい相談相手を探してアドバイスを求めましょう。
あなたの思いを誰かに明かすことは、場合によってはあなたの思いを潰すことにもつながります。
だからこそ「反対されてもやりたい」と心から思えるようになってから、「他者に公開する = 相談する」ことをおすすめします。
あなたの人生は、あなたが自分の責任において決めるのですから。