今、日本では
- 電子マネー
- スマホのキャリア決済
- QRコード決済
といった、数多くの「キャッシュレスな支払い方法」があります。
あなたも便利に使っているのでは?
今、私のお財布にあるキャッシュレス決済可能なツールを確認すると
- 電子マネーが3種類(交通系、流通系)
- QRコード決済が1種類
これらの他に、クレジットカードが複数ありました。
様々なキャッシュレス決済が増え、クレジットカードの存在感は以前よりは低くなっているかもしれません。
とは言え、現金を使わない支払い方法として最も定着しているのはクレジットカードです。
さて、ここでひとつ質問させてください。
クレジットカードの利用残高を、あなたはすぐに答えることができますか?
クレジットカードを使うなら、利用履歴を記録するべし
「クレジットカード」とは
- お店の人に「後から支払う」と約束して
- 先に商品を受け取り
- 「1」での支払い約束を、後日果たす
という仕組みで成り立っています。
昔は私たちお客さんとお店の人が直接、約束をしていました。
ですが、初めてのお客さんでも約束ができるなど、後払いの約束を便利に仲介する存在として生まれたのが、クレジットカード。
つまり
「クレジットカードを使う」とは、借金をするのと同じ
というわけです。
お金を借りるのなら、
- いつ:利用日
- 誰から:利用店舗
- いくら借りて:利用額
- 「支払う」と約束をした日はいつなのか?:支払予定日
これらを記録するのは当たり前ですよね。
というわけで、クレジットカードの利用履歴を記録していきましょう。
もちろん、今日、今からですよ!
初心者さんであれば、記録するのは先ほどピックアップした4項目でOK。
無事に支払いが終わったら利用履歴は削除しても構いませんし、記録として取っておいてもいいでしょう。
ちなみに、私は利用履歴という記録を溜めるのは好みではないので、削除しています。
クレジットカードの利用履歴を記録する、3つの効果
私自身、クレジットカードを最初に持って以来、利用履歴をエクセルで管理しています。
ここからは私の経験を踏まえて、クレカの利用履歴を記録する効果を、3つに分けてお話ししていきます。
効果その1:クレジットカードの利用実態を把握できる
記録なので分かり切ったことなのですが、この効果を得るためだけでもやる価値はあります。
特に威力を発揮するのは、少額の決済が明確になることです。
コンビニで1回、500円の決済をしただけでは、それほど大きな金額ではないかもしれません。
なのですが、会社に行く日は毎日、500円をカード決済で使っていたとしたらどうでしょう?
1ヶ月に20日間の出勤日があったとしたら、かなりまとまった金額だと感じるのではないでしょうか。
同じようなことが、月額課金のサービスにも言えます。
ゲームの課金をスマホ決済にしている方は、多いでしょう。
何せ、勝手に支払いが終わって便利ですからね。
けれども、あえてカード決済にすることで「わっ!私、こんなに使っているんだ!」となるかもしれません。
こういった「出費する時には気にならない、少ない金額の出費」こそが、浪費のスタート地点。
少額のカード決済をきっちり管理することで、人によっては万単位で出費をカットする効果が期待できるでしょう。
効果その2:抱える借金を「目で見て」理解する
クレジットカードの利用履歴を記録することで得られる効果は、他にもあります。
中でも「借金があるという事実」があなたの目の前に現れるのは、見逃せない効果です。
利用履歴を1件、書き加えるたびに、あなたは「後払いの約束をした」現実を直視することになります。
このように書かれると、何だか気が重くなりませんか?
その「どよーんとしました」を感じてもらうのが、私の狙い。
クレカの利用履歴をしっかり取るようになれば、カードを使う前に「どうしようかな?」と考え直すきっかけになります。
効果その3:不正利用にいち早く気づくことができる
こちらについては、あちらこちらで散々言われている効果です。
なので、説明は省略します。
クレジットカードの利用履歴、特に支払予定日を管理するようになれば、自然とメリットを感じられるので。
クレジットカードは「支払いが完了するまで」管理しよう!
クレジットカードを上手に使うことで
支払いを後回しにできる = 現金を有効活用できる
という利点があります。
支払いにすぐ使える現金が手元にあると様々な意味で安心感を得られますし、資産運用の面でも有利です。
ただ、先ほどから何回も言っている通り
クレジットカードを利用するのは借金することと同じ
です。
あなたの支払い能力を過信することなく、利用の際は使う理由をよく検討してから使ってくださいね。
追伸
仕事柄、カード決済で何十万もするセミナーの受講料を、分割で支払う人をよく見ます。
セミナーの事務局運営が仕事なのでもちろん受け付けますが、「大丈夫かな、この人?」と思っていたりします。