「正体に迫る」と書いたにもかかわらず「次は失敗談をお話しします」とした、前回の終わり部分。
うまくいく方法を早く知りたいだろう、とは思うのです。
ですが、失敗事例をできるだけ多く知ることは、成功パターンを得るよりもずっと大事です。
なぜなら、私のモットーのひとつが「失敗しなければ、いつかうまくいく」なので。
そこで、今日は
お金を増やす仕組みを作ろうとしてうまくいかなかった話
と題して、私の失敗談を3つ、お話しします。
これを読めば「山田さんも大したことないな」と安心できること、間違いなしです。
私はあなたと同じくらい、いや、それ以上にダメ人間なのですから!
失敗談1:誰かの「手先」になってはならない
私が個人事業主として仕事をしようと決めたのは、2009年・秋のこと。
それまでの数年間、コツコツと続けていたアフィリエイトがうまくいっているとは言えず、行き詰まりの状態でした。
「あーあ、お金、ほしいけど、どうしていいかわかんない」
「何かいい話、落ちてないかなぁ」
そう思っていた私が目にしたのは、とある収納に関する資格取得スクールの案内。
「あ、これだ!」
今となっては、なぜそう感じたのかよく分かりません。
なのですが、その時の「ピン」に従って、2010年4月に収納の資格を取得します。
ですが、私にとって「収納・片付け」は得意なジャンルではありません。
こちらを読めば分かる通り
「収納や片付けの手間を省く」が、私の真骨頂なので。
そして、取得した資格に沿ってサービス提供をする行為は、資格を発行している団体の手先になるということ。
「手先」と書くと、穏やかではない表現に見えるでしょう。
だけれども、これくらいインパクトの強い言葉にしないとガツンと来ないので、あえて選びました。
自分には向いていない手法を使い、自分ではない他者のために働く。
これでは、会社から言われたことを何も考えずに、何の工夫もなくこなすロボットと同じです。
結果、当時の私は「お金を増やす仕組み作り」からは、離れる一方でした。
失敗談2:めんどくさいことを、誰かの代わりに引き受けた結末
収納の資格を生かせなかった私は、ひょんなことがきっかけで事務代行という仕事を始めます。
当時のことについては、こちらにある通り。
「ニーズがあり、自分の能力を使える仕事」ということで、事務代行の仕事は私に合っています。
(現に、今も仕事の軸足は「事務代行」に置いているので)
ただ、事務処理はあくまでも作業であり、時間を切り売りして働くという性質を持っています。
収納のお仕事をしていた頃よりは何十倍もの報酬をいただいていましたが、働かなければ収入はゼロです。
この時の私を一言で表すと「高給取りのOL」ですね。
ちなみに、今の私は事務代行業に関しては、時間の切り売りから脱出できています。
その手法はこちらでお話していますので(スパルタでよければ)興味のある方はぜひどうぞ!
失敗談3:私に合う「コミュニティの使い方」とは?
2015年頃から、人とつながるための手段としてコミュニティへの参加を始めました。
いわゆる「オンラインサロン」というものです。
参加したことがある方はお分かりかと思いますが、オンラインサロンは向き・不向きがはっきりする「場」です。
合っている方にとっては水を得た魚のようになれますが、そうじゃない方にとっては月の会費すら回収できない状態。
残念ながら、私は後者でした。
今はすべてのオンラインサロンから足を洗い、籍を置いているサロンはひとつのみ。
(もしかしたら、近々やめるかも?)
自分で事業を始めてから初となる、「自分で選んで失敗してしまった」事例となりました(苦笑)
オンラインサロンを私に合った形で活用するには、どうしたらいいか?
そして、オンラインサロンを「お金を増やす仕組み」として機能させるには、何が必要なのか?
このふたつの問いへの答えを探すべく、今、ある実験をしています。
私の持つ特性とこれまでの傾向を考えると、おそらくは「ビンゴ!」な方法。
ごく内々で試みていることなのですが、軌道に乗った時点で公開を予定しています。
あなたの「失敗」を整理する
ところで、あなたの人生で「これは失敗だったな」と思えることはありますか?
「ない」という方は、おそらくいないでしょう。
しかし「その失敗を生かしていますか?」と質問すれば、その答えはどうでしょう。
多くの方が「No!」ではないでしょうか。
あなたの失敗が生かされない、大きな原因。
それは、自分の失敗を振り返らないからです。
失敗した経験というものは、できれば思い返したくありません。
でも、
- 失敗した原因が何なのか?
- 成功するにはどうすればよかったのか?
といった、次につながる知恵や情報は、振り返りをしないと手に入らないのです。
以上のことを知っているので、私はうまくいかなかった時のことを視点を変えて何度でも考えます。
そして、見直すたびに新たな気付きを得て、「次こそは!」と決意を新たにすることの繰り返しです。
なので、あなたもこれまでの経験をたどってみてください。
あなたの経験には、今後につながる「お宝」が数多く眠っているはずですから。