「あなたのために」は「誰」のため?

こんにちは。山田亜希子(@umenorika1208)です。

「私、あなたのためを思って言っているのよ」

誰かからこのような言葉をかけられた時、あなたは何を感じますか?
「私のことを真剣に考えてくれているのだな」と、感謝しますか?
それとも「ウザい、放っておいてほしい」このような感情を持つでしょうか?

実はどちらも正解の可能性があります。

あなたのことを心から思っての言葉には、素直に耳を傾けましょう。
そして、できるだけ「そのままの形で」取り入れることがおすすめです。

ですが、時には相手が自分のために言っていることも、残念ながらあります。

子どもに「勉強しなさい」と言う親

こちらのページをご覧の方の大半は、この時期を過ぎてしまっているでしょう。
なので、昔を振り返って「そんなことがあったなぁ」と思い返しながら、読み進めてくださいね。

あなたのご両親は、学校の勉強についてどのようなことを言っていましたか?
よくある例としては「もっと勉強しなさい」でしょうか。

ここでひとつ、質問をします。
なぜあなたのご両親は、あなたに学校の勉強に対して熱心に取り組むよう、声をかけていたのでしょうか?

表面的には

  • 高いお給料がもらえる会社に就職するため
  • 将来の選択肢を増やすため

といったところでしょうか。

なのですが、学校のお勉強ができたからといって、これらの目標が達成できるとは限りません。
今のあなたであれば「学校の成績はよいが、社会人として使えない」という人に会った経験があるはず。
つまり、学校の成績と「社会に出た後、どのような生活になるのか?」は無関係というわけです。

もしもあなたにお子さまがいらっしゃるのであれば、現在について考えてみてください。
お子さまに「勉強しなさい!」と言うのは、なぜでしょう?

その答えは、おそらくあなたのご両親が持っていた答えと同じです。
お子さまが高給取りになるためでも、将来の道を広げるためでもないはず。
ここまで分かれば、口うるさかったであろうご両親への気持ちが少しは変わるのではないでしょうか。

後輩社員に対しての「お前のため」

話は変わりますが、あなたは会社で後輩社員の育成を担当したことはあるでしょうか?

ここもまた、先ほどと同じような「あなたのために」が発動する場です。
ただ、会社員の間で交わされる「お前のため」は、家庭とは違った利己的な視点が色濃く現れます。

大きな会社になればなるほど、決まって「派閥」というものが存在します。
自分が所属する派閥の人数を増やしたいがための「お前のために」は、よくある話。
一度や二度は、あなたも遭遇したことがあるでしょう。

日々の指導を通じて「この先輩は、私のことを気にかけてくれている」と後輩によい感情を持ってもらうこと。
その結果、いざという時には、自分にとって有利な行動を起こしてもらうこと。
先輩社員の狙いは、ここにあります。

真心から後輩社員の育成に力を注ぐ先輩社員も、中にはいるでしょう。
でも、自分自身のためなのか、それとも目の前にいる後輩社員のことを思っているのか?
どちらの方が、より人数が多いのでしょうね。

相手の言葉の裏側に潜む、本当の目的を見破れ!

本当はこのようなことを発言したくないのですが、事実なので書きます。

相手の言葉を100パーセント、そのままの意味で捉えることには注意が必要です。
表向きの言葉と裏にある本音とは、たいていはズレているもの。
そして、その食い違いが大きければ大きいほど、言っている本人にはその自覚がない場合が多いのです。

成績のよい子どもを持てば自分が自慢できるから、子どもに「勉強しなさい」という親。
社内で自分の言いなりになる手駒を手に入れるために、後輩社員の面倒を熱心に見る先輩社員。

どちらも善意からの行為だと本人は思っているかもしれません。
しかし、それを受ける側にとって、かけられる言葉を素直に受け取ることによるダメージは、計り知れないものがあるのです。

誰かから助言を受けた時、もしもネガティブな感情を持ってしまったら。
その気持ちを決して無視しないでください。

あなたが感じたその感覚こそが、あなたにとっての「正解」
「私、こう思う」は、あなたが思う以上に正しいケースが多いです。

誰かの言葉には、その言葉を発した真意が必ずあります。
そして、表立った言葉の表す意味とはまるで違うことがあるのです。

「誰の言うことに、耳を傾けるのか?」
今一度、よく考えてみてほしいと、私はあなたに望んでいます。

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