毎日、決まった時間に出社して、1日中働き詰め。
朝と同じ満員電車に揺られて帰ってきたら、もう夜遅い時間。
疲れているし、ちょこっとスマホを見てもう寝ようかな…
典型的なサラリーマンの生活を切り取ると、このような感じになるのでは?
このブログは私が母であり、主婦であるので、主に既婚女性の目線で書かれています。
ですが、今日は趣向を変えて、フルタイムで働くすべての女性に向けたメッセージを。
「あなたの会社の経営陣は、こんなことを考えていますよ」という内容です。
私が自社での雇用をしない決定的な理由
私は2010年11月から個人事業主として事業を始め、今は法人化しています。
そして、初期の頃から「事務代行」という職種で事業をしているため、常に複数の人材を抱えている状態です。
ところで、私は自社でスタッフを雇用することなく、形態としては「ひとり親方」の形を取り続けています。
その理由を、先日、Twitterにて投稿しました。
自分以外の人間を完全にコントロール下に置くのは、不可能である。
その事実を痛感しているからこその「スタッフは雇わない」方針ですね。
小さな会社ですし、何かあった時のフォローに不備があっては大変です。
その観点から、不測の事態において私自身がバックアップできるようにするため、
スタッフをどんどん採用して、事業を拡大することはしない
というスタンスで仕事をしているというわけです。
あなたはなぜ「雇用」されているのでしょう?
会社員の経験がどれだけ豊富であっても、先ほど書いた私の感覚が分かることは決してありません。
自分自身がすべての責任を持つ、事業者にならないと実感できないことなので。
逆に、どれほど小規模であっても、事業を持つすべての方は納得できることでもあります。
このような考えを持つ経営者に、あなたは何らかの理由で雇用されて仕事をしています。
場当たり的に社員を雇う社長さんなど、どこにもいないのです。
ここでひとつ、あなたに質問です。
「なぜ、あなたは今の会社に雇ってもらえたのでしょう?」
時間を取って、少し考えてみてください。
あなたを雇用することで、会社というものは新たなリスクを抱えます。
たとえば
- 期待以下の能力しか持っていないかもしれない
- 顧客に対して、不誠実な行為をするかもしれない
- 横領など、自社に対して損害を与えるかもしれない
などなど。
これらのリスクを考慮した上で、あなたを雇用した理由。
それは「期待」です。
会社にすでに在籍するすべてのスタッフにはない「何か」を、あなたが持っているかもしれない。
その期待感が、会社を採用活動に向かわせています。
昨今叫ばれている人材不足の解消だけであれば、いくらでも補充できるルートはあるので。
企業体に新しい風を入れる「あなた」という存在
会社というものは、一種の生き物です。
常に新陳代謝を繰り返し、進化し続けなければ生き残ることはできないもの。
その一員として迎え入れられたのですから、まずはその責任を果たしてほしい。
あなたの負う責任とは「会社を変えること」です。
せっかく「会社」というリソースを使うことができる立場にいるあなたです。
「こうしたら、もっとよくなるのでは?」
このようなアイデアを常に考え、どんどん提案してみてください。
タイトルにある通り、サラリーマンはノーリスク。
もしも思うような成果が得られなかったとしても、最終的な責任は会社にあります。
だからこそ、思い切ってチャレンジできるうちにやりたいことをやってしまいましょう。
そういう目線で会社に勤めるのは、決して悪いことではありません。
社員からの提案を頭から否定する企業には、明るい未来などないのですから。
これからは、自らが考えて行動できる会社員だけが生き残る
さて、私がこのような文章を書いた理由。
それは、あなたの雇用を守るためでもあります。
言われたことを言われた通りに実行できる能力だけで言えば、近い将来、システムやAIに完全にその座を奪われます。
人間が単純労働だけで食べていける時代の終わりが、すぐそこまで来ているのです。
(いえ、もう来てしまっているかもしれません)
今ならまだ間に合います。
会社にいられるうちに、会社の力と看板を自身がトレーニングするために活用することを、真剣に考えてください。
もちろん、あなたに与えられた責任をきちんと果たした上で、ですよ!
このように考えることで、会社に対するあなたの捉え方が変われば、新たな気持で仕事に取り組めることでしょう。
今日、この瞬間からあなたが変化していくことを、私は期待して待っています。