「日本人は貯金が大好き」
この言葉に反対意見の方は、そう多くないでしょう。
貯金がない、または少ない方は、貯蓄額の少なさに不安を覚える。
その一方、ある程度の蓄えや備えがあればあったで、「もっと」とさらに貯金や財テクに励む。
日本人の持つ「お金観」とは、こういったものです。
しかしながら、私の持つ考えはまるで違います。
以前から主張している通り
基本的に節約や貯金はしていません。
その理由は
「貯金や節約に頼っていては、この先、生きていけない」
本気でこう考えているからです。
「貯金」が身近になったのはいつ?
ところで、貯金という行動が当たり前に行われるようになったのが、いつからなのか?
あなたはご存知ですか?
国民的な習慣として「貯金」が始まったのは、実は先の大戦が大きく関係しています。
詳細は省きますが、戦争を通じて日本人に貯蓄の習慣が身についた、と解釈してください。
最近、ホリエモンさんがご自身の著作内で、この件について触れています。
もしよかったら、読んでみてくださいね。
あり金は全部使え – 貯めるバカほど貧しくなる
つまり
節約・貯金というキーワードが身近になったのは、それほど昔ではない
というわけです。
お金は「万能」ではない
お金はとても便利ですし、持っていることで選択肢は広がるのは確かです。
ですが、
お金よりも大きな力を持つ存在は、数多くあります。
たとえば、人とのつながりはお金に代えがたい貴重なものです。
また、あなた自身が持っている才能や強みは、誰にも奪うことができません。
お金の持つ、最大の弱点。
それは
お金は使えばなくなってしまう
ということ。
この1点だけを取っても「お金を手に入れる手段は、数多く持っておくのがよい」と、私は考えます。
使ったら減る一方なのですから、お金の「入り口」はたくさん確保した方が安心ですよね。
私と「保険」考
ついでなので(?)私と保険についての関係性にも触れておきます。
基本的には
- そのシチュエーションがやって来る確率は何パーセント?
- もしかしたら、長生きできないかも?
といったことを考えて選んでいます。
生命保険も損害保険も最低ラインだけ入り、細々とは加入していません。
保険料ベースで言うと、他のご家庭の2割程度では?
支払いが苦しくて現在の生活を圧迫するのでは、何の意味もありませんから。
貯金と気持ちよくお付き合いするコツ
ここまで、貯金と私の関係性について、お話ししてきました。
貯金に否定的な私ですが「全然お金を貯めないのか?」というと、そうでもありません。
「このタイミングで、これだけ必要」に的を絞って貯金に励む。
これは「あり」だと、私は考えています。
最近の出来事では、子どもたちの学費がこちらにあたるでしょうか。
(「お金に羽が生える」を、実感しています)
教育費以外にも、まとまったお金が必要な場面がある方はいらっしゃるでしょう。
「このタイミングで、絶対にこれだけ必要」が分かっているのであれば、備えは必要です。
ただ
- 手元にお金がないのは、何となく不安
- お金をたくさん持っておけば安心
という理由で貯金をするのはもったいない、というのが私の意見。
それよりも、
確実なリターンが望める自分自身にお金を投資するのが、断然おすすめです!
あなたと「お金」の間に、気持ちよい関係を築く
まとめると
- 必要なタイミングに合わせて、実際の出費に見合う金額で貯金する
- 近日中に使う予定がないお金は、自己投資に回す
- むやみやたらと、お金を貯め込まない
以上です。
「近日中」の基準は人それぞれですが、慣れないうちは1年に設定しておくといいでしょう。
それより長いと自分に投資する回数が減りますし、短くすると不安でしょうから。
お金は「善」でも「悪」でもありません。
お金自体が道具に過ぎないのですから、
使う私たちがどのような気持ちを持っているのか?
この1点が、すべてを決めていきます。
さて、あなたはお金とどのような関係を持ちたいですか?
同じ付き合うのならば、心地よい間柄でありたいですよね。
私たちとお金について、今後も発信を続けていきます。
よかったら「こんなことが知りたい」を、私に聞かせてくださいね。