家事と子育て、そして仕事 – ワーキングマザーの役割分担を変えるには?

こんにちは。ウメノリカです。

私は子どもの頃から家事を担当するようになるまでの30年近く、ある考えを持っていました。
それは「家事を覚えたら、私は負けだ」というものです。

結論だけだとどこから来た考えなのかが分からなくて、意味不明ですよね(苦笑)
なので、背景を説明すると
「男は会社で働き、女が家事や子育てをするのは変だ」という発想を持っていたから。
母が会社での仕事と家事や育児を滞りなくこなす人で、その姿を見ていた私は「あ、あれは私には無理」と感じたものです。

「ワーキングマザー」という言葉が定着した今でこそ、働きながら家事や子育てをメインで担う女性は珍しくなくなりました。
なのですが「ありふれた存在 = 楽にこなせる」は違います。
これは、あなたご自身がよくご存知のはずです。

男女の役割分担には、意味や理由がなくなりつつある

一昔前、日本の一般的な家庭のあり方は

  • 男は外で働く
  • 女は家事と子育て

というものでした。

性別だけで役割を決めつけるという点では、このあり方は好ましくなかったのかもしれません。
というのも、
この役割分担は、力仕事をすることが生きる糧を得る方法だった時代の名残に過ぎないからです。

現在では、会社で働くことに関して言えば、性別の垣根はどんどんと小さくなる一方。
この垣根が完全にゼロになることはありませんが、今以上に高くなる日がやって来る可能性は低いでしょう。
昔は男性しかいなかった職種を選ぶ女性の姿を見るのが、珍しいことではなくなりました。

男性と女性が同じように働くことを求められているにも関わらず、家庭での役割分担は変わらない。
これまでの家事と育児に「働く」がプラスされた結果、働く女性の多くが必死で頑張り、疲れ果てている。

つまり、
意味のなくなった過去の役割分担を見直さないことに、ワーキングマザーの抱える問題の根っこがあると言えます。

役割分担から見た、新しい家庭のあり方

さて、この記事の最初で、昔の私が家事に対して嫌悪感を持っていたことをお話ししました。
その理由はとても単純で「家事に苦手意識を持っていた」から。
嫌なことをするくらいなら、家庭を持たなくてもよいと思っていたくらいです。

そんな私も、今では二児の母。
家事と同様に、子育てに関しても決して得意とは言えないと自覚しています。

そして、「私」という人間が存在する以上、他にも家事や育児が得意ではない女性は存在するはずです。

「ママだから」といって、子育てに向いているとは限りません。
家事や育児を担当するよりも、私のように会社で働いてお金を稼ぐことの方が向いている人もいます。

そして、見過ごされがちなのですが、この現象は男性にも起きていると思われます。
いわゆる「主夫」が向いている男性が存在している、というわけです。

自分に合っている役割が何なのかを感じながらも、「そんなものだから」と自分の得意を活かせないことを担当している。
これって何だか残念であり、もったいないことだというのが私の意見です。

個人の得意に合わせた「役割分担」を採用する

昔ながらの男女の違いによって決まる役割分担は、確かに現代の社会情勢にはマッチしていません。
しかし、ここで
「自分に向いていることを引き受ける」という発想だけを採用する、と考えてみてください。
それならば理にかなっていますし「自分に合っていることをするのは、楽しいよね」と思いませんか?

現在を生きるワーキングマザーには

  • 外で働くよりも、家事や子育てをする方が向いている
  • にもかかわらず、様々な事情で会社で働いている

という女性が多いのでは?と私は予想しています。

会社で働くことに向かないと感じているのなら、家庭の運営に専念する。
家にいることで息が詰まるのであれば会社で働くことを選び、家事は手がけない。

このルールを守るだけで、つらくて苦しい思いをするワーキングマザーを選ぶ人は「ゼロ」になるのです。

あなたは「どう」生きたいですか?

ワーキングマザーだからといって、あなたのやりたいことができないということは決してありません。

ただ、時間の使い方を工夫する必要はあります。
その第一歩が「何に時間を使うのかを決める」ということ。

どうせやるなら、苦手なことより得意なこと・好きなことに、多くの時間を使いたいですよね。

なので、「自分が得意なのは、何だろう?」を考えてみてください。
5分でも構わないのでやってみることで、何かしらの「私、これが好きかも?」が出てくることでしょう。

あなたの「得意」や「好き」が見つかれば、あとは実現するための方法を考えるだけ。
その方法は、私からあなたへ直接会ってお伝えします。

「会社と保育所、自宅を行き来するだけの生活に、心から満足している」
あなたはそう言い切れますか?

もしも「いや、違うかも?」というのであれば、少し立ち止まって考えてみてください。
そして、ひとりで取り組むことが難しいのでしたら、私の力を使ってもらえたらうれしく思います。

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