このブログでは、たびたび「お金」について話題を提供しています。
今の日本で生きる以上、お金の力がなくては、たとえ1日であっても生きていけないでしょうから。
食べ物や服、住居をお金を払わずに手に入れることは、至難の業です。
また、電気・ガス・水道といったライフラインなくしては、快適な暮らしからは程遠くなるでしょう。
ところで、あなたにとって、先ほど私が出した項目以外に「これにはお金をかけたい」という出費はありますか?
少し時間を取って、考えてみてください。
あなたの答えとして、このページのタイトルにある「教育費」が出てきた方は、この先をぜひ読み進めてほしいです。
実は工夫次第で、教育費は十分にカット可能な出費なのです。
子どもの教育費は、どこまで必要なのか?
まず最初に、日本の学校教育には重要な意味があると私は考えています。
学生時代の私は「これを学んで、何になるのだろう?」と疑問でした。
なのですが、大人になってから、ふとした瞬間に学校での学びが役に立ったことは数多くあります。
特に、国語や数学、地理や歴史についての学びは、私にとって大事な財産です。
ただ、教育費として出す価値があるのは、学校に関する費用だけなのでは?という疑問を持っています。
具体的に言うと
「学習塾にお金を出す意味と価値は、どこにあるのだろう?」
というわけです。
特に受験生ともなると、学習塾の費用には非常に重いものがあります。
月に何万もの出費が発生し、期待するリターンが必ず得られるとは限りません。
学力アップや志望校の合格という結果には、学習塾での勉強以上に子ども本人の努力が大きく影響します。
なので、学習塾が一方的に悪いわけでは決してありません。
やる気のない生徒を受け入れて、どうにかして結果を出してもらうために様々な工夫をする学習塾を、私はむしろ尊敬の目で見ています。
でもね、と私は思うのです。
「受験が終わった後に、果たして何が残るのか?」と。
きっちり成果を出している、我が家の「教育費」とは?
というわけで、我が家は教育費の方針として
学校の先生と設備をフル活用する
こちらを打ち出しています。
「塾には行けない」と分かっている我が家の子供たち。
なので、分からないことは学校の先生に質問しますし、必要に応じて放課後は学校で自習をしています。
塾への移動がない分、実は学校を活用した方が効率よく勉強ができるのは、意外と知られていない事実。
その証拠に、娘の成績は県下でトップクラスの進学校に通う大半の生徒さんよりも、上位をキープしています。
大学受験においても、必ずよい結果を出してくれることでしょう。
同じ授業料を払うのなら、学校をめいいっぱい「活用する」こと。
これだけで、教育費は大幅にカットできます。
本当に投資するべき「教育費」は、これだ!
では、私たちは教育費に関する出費を切り詰めるべきなのでしょうか?
いいえ!そうではありません。
ただ、「いつ」「どこに」お金を使うべきなのかを変えるだけです。
「いつ」とは、大人になってから。
「どこに」とは、一生使える知識や教養と「今、何が起きているのか?」の情報を得ることに対して、です。
大人になってからの学びには、「流行ではなく、長く変わらないか?」をベースに選ぶと失敗しません。
たとえば、私の「学び」が参考になるでしょうか?
私にとっての「学び」とは、自分が何者なのかを知ること。
自分自身の取扱説明書さえあれば、どのような事態にも対応できるので。
また、「自分について知る教育」を補足する行動として、社会や経済についての情報収集も欠かせません。
こちらについての予算と使い道のおすすめは
- 1ヶ月で1万円を、書籍費に
(ネットでの情報収集はNG、理由はまたいずれ) - 年間で3万から10万を、直接先生に会っての学びに
(オンライン不可、こちらの理由もまたいずれ→ オンラインがNGである理由を書きました!)
こうすることで、学習塾代よりも数倍、リーズナブルに「ずっと使える体系的な知識や情報」が手に入ります。
ちなみに、中学生以上のお子さまがいるのであれば、大人と兼用で読める書籍を買うとよいです。
私たち大人とお子さま、両方の「教育」になり、一石二鳥となります。
以上のような教養や知識、情報を得るための行動を継続すること。
これが「保育園落ちた、日本死ね!」と、慌てずに済む方法です。
「知っている」と「知らない」では、ここまで結果が違うのです。
教育費は「使い道を選んで」たっぷり使うべし
ここまでに書いたことをまとめると
- 子どものうちは学校教育と、家庭で大人が読む書籍で十分
- 教育費の出費は大人になってからが本番
となります。
子どものうちの教育は、大人になってからの学びに支障が出ないようにするための基礎学力を得ることが目的。
本格的に学びを深めるのは、自分が何を成したいのかが明確になってからで十分です。
そうすることで、時間を効率よく使って学ぶことができます。
いつ、どれくらいのリターンが得られる教育に、あなたは大事なお金を投資しますか?