このブログでは、たびたび習慣について取り上げています。
よい習慣であれば、あなたの心と身体を整えて、人生を好転させる武器になります。
あなたもきっと「よい習慣を身につけたい」と願っていることでしょう。
ですが、習慣の中にはあなたを悪しき方向へと誘うものが混じっています。
「もしかしたら、これかな」と、心当たりの習慣があるのではないでしょうか。
私の習慣を点検する
まず最初に、あなたが持っている習慣が何であるかを、少し考えてみてください。
「よい・悪い」を問わずに、すべてリストアップしましょう。
出来上がったリストを見て、あなたはどう思いましたか?
「やめたい習慣ばかりだなぁ」と、ならなかったでしょうか?
よくないと感じているのに、なぜか習慣になっている。
スパッとやめられない理由は、どこにあると思いますか?
習慣はなぜ身につくのか?
さて、ここで「そもそも習慣とは?」についてお話ししましょう。
私たちが身につけがちな、よくないと感じる傾向のある習慣として
- 時間があればスマホをいじる
- 「無意味だな」と感じるおしゃべり
- お腹が空いていないのに食べてしまう
- 物事をクヨクヨと考え込む
といったものがあります。
あなたが「やめたい」と強く願っていることであっても、続けているのであれば実は「やりたいこと」
その習慣を繰り返すことによって、あなたには何かメリットがある、というわけです。
スマホが習慣化するメカニズム
では、ここで種明かし。
スマホを例にして、「やめたいのについ続けてしまう」理由を考えます。
スマホをいじるのが習慣になっている人のパターンは
- 楽しいから
- 怖いから
大きく分けてこのふたつが挙げられます。
「スマホが楽しくて習慣になる」の代表例はゲームです。
しなければいけないことがあるのにスマホに没頭して「あぁ、しまった」となる。
でも、「スマホ = 楽しい」がしっかりインプットされているので、気がついたらスマホに手が伸びるという仕組みです。
一方、「スマホを使うことで怖さから逃れられる」という理由で、習慣になっている人もいます。
このパターンはSNSに多く、
- 来たメッセージにはすぐ返事しないと嫌われる
- 他人の動向やニュースを常にチェックしないと話についていけない
といった、どちらかというと「ねばならない」に近いものがあるのが特徴です。
以前、LINE疲れをテーマにした、スマホ依存の解決策をご提案しています。
興味のある方は、ぜひご覧くださいね。
悪しき習慣をキッパリとやめる処方箋
「処方箋」とタイトルにしましたが、残念ながら特効薬があるわけではありません。
やめたい習慣を断ち切るたったひとつの方法。
それは、あなたの強い意志です。
よく聞かれる方法としては、やめることによって起きるよいことを考える、があります。
ですが、私の考えは「この方法だと難しいだろう」です。
セミナー講師という仕事柄、新しく何かを始めたいという方とお話しをする機会があります。
講座では副業の始め方を教えているので、お金について話題になることが多いですね。
副業が軌道に乗る人は「絶対にお金を手に入れるのだ!」という、強い意志を共通して持っています。
お金がほしいという強い意志があれば、「時間を作って副業に取り組む」という新しい習慣を身につけられるというわけです。
ただし、この結果を手にする人は、ざっと10人にひとりといったところでしょうか。
「これまでの習慣を変えてでもお金がほしい、とは思えない」なのでしょうね。
「強い意志を持つ」は、よい習慣を身につけるたったひとつの方法。
なのですが、その道のりは険しい、と言わざるを得ません。
よい習慣を身につける効き目のある処方箋として、私があなたにお伝えできること。
それは「誰かに宣言する」です。
(だからこそ講座を開催して、私に宣言してもらっているのですが)
また、宣言する適切な相手がいないということでしたら、SNSでもOKです。
「絶対に身につけたい習慣がある」という方は、一度やってみてください。
1ヶ月後、3ヶ月後の成果を期待して待っています!